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おしえて骨粗鬆症

2.症状

骨粗鬆症になると・・・

骨折に注意が必要です

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になると骨折しやすくなります。
骨折しやすい部位は、背骨[脊椎]、太ももの付け根[大腿骨近位部]、手首[橈骨遠位端]、腕の付け根[上腕骨近位部]です。

骨粗鬆症になると骨折しやすい部位は?
  • ●手首の骨折[橈骨遠位端骨折]

    45 歳以上に急増し、主に転倒によって起こりやすい骨折です。転んだ際に手をついて骨折をすることが多く、骨粗鬆症による骨折の初発部位として多い部位となっています。

  • ●背骨の骨折[脊椎骨折]

    何らかの衝撃を受けて背骨[脊椎]がつぶれている状態です。
    急激な激しい痛みや突然の背中の変形、身長低下や背中が丸くなる円背の原因となります。

  • ●太ももの付け根の骨折[大腿骨近位部骨折]

    60 歳代から発症頻度が高まり70 歳以降に急速に増加します。男性にも比較的多く発症します。治るまで歩けないため、それが原因で寝たきりになってしまうことが多いです。太ももの付け根の骨折原因の約4/5が、立った高さからの転倒であるため、転倒をしないための日常生活の意識が重要です。

太ももの付け根の骨折のほとんどが転倒で起こります
骨折を起こしやすい人とは?

骨粗鬆症による骨折は、年齢とともに発生率が高くなり、女性に多いことが特徴です。また、骨の量の目安となる骨密度の低下も骨折のリスクを高めます。
以下の人は骨の量が少ない可能性があり、骨折を起こしやすいので特に注意が必要です。

  • ・女性
  • ・高齢者
  • ・やせすぎの人
  • ・カルシウムが不足している人
低体重や、カルシウム不足は骨密度の低下につながります
やせすぎかしら
骨折は寝たきりの原因になります

太ももの付け根の骨折を起こすと、治るまで歩くことができず、高齢者ではそれがきっかけで寝たきりになることが多くなります。寝たきりにならないためにも、太ももの付け根の骨折の原因となりえる骨粗鬆症の予防と治療が大切です。

しかし、骨粗鬆症でありながら実際に治療を受けている人の割合は低いといわれています。さらに、治療を始めても痛みなどの自覚症状が乏しい病気のため、自己判断で途中で治療をやめてしまう人がいることも問題となっています。骨粗鬆症は自覚症状があらわれにくい疾患ですので、早めの検査による治療開始と治療の継続が大切です。

骨折は寝たきりの原因になります

骨粗鬆症による骨折が原因で「寝たきり」の生活になってしまうことが問題となっています。

監修 : 鳥取大学医学部 保健学科 教授 萩野 浩先生