TOP > おしえて骨粗鬆症:4.転倒による骨折の予防:4.転倒を予防するためには?

おしえて骨粗鬆症

4.転倒による
骨折の予防

転倒を予防するためには?

家の中で気をつけることは?

骨折の原因となる転倒は家の中で発生しやすいので、日ごろから家の中を転びにくい環境にすることが大切です。

例えば、新聞、買い物袋、リモコンなどは、床の上に置いたままにしないようにしましょう。
また、お風呂場や階段など、転倒しやすいような場所には、手すりをつけたり、目立たせる工夫をするなどして転倒をしないための環境づくりを心がけましょう。

家の中における転倒防止のための注意点
家の中における転倒防止のための注意点
A 玄関

玄関などの暗い場所は照明を
つけましょう。

B お風呂場

お風呂場はすべりやすいので、
手すりなどを設置しましょう。

C 踏み台

よく使うものは台に乗らずに
取れる場所にしまいましょう。

D 床・マット

床やマットが濡れている場合は
拭きましょう。

E 空き袋

空き袋はすべります。
片付けましょう。

F 階段

段差、階段を目立たせましょう。

G 履物

履物は滑り止めがついたものを
履きましょう。

H コード

コード類はまとめましょう。

寝たきりの原因になる骨折のほとんどが転倒で起こります。家の中での転倒を防ぐため、日頃から整理整頓を心がけましょう。

転倒を予防するためには、
転びにくい体づくりも大切です。

適度な運動は、骨が刺激され、骨を作る細胞の動きが活発となり骨の量を増やします。
さらに、運動は筋力やバランス感覚の向上に良い影響を与えるため、転びにくくすることが期待できます。

転倒予防のための運動の効果
転びにくい体

運動は体調に合わせて無理のない範囲でかまいません。
できるだけ毎日運動しましょう。

できるだけ毎日運動しましょう
家事で細々動くことでも骨量は維持できます。
歩き方や靴選びのポイント

歩き方や靴選びに気をつけることで転倒を防ぐことができます。

歩き方のポイント1
歩き方のポイント1
歩き方のポイント2
歩き方のポイント2
転倒予防のための体づくりは
家の中でも可能です

長年にわたってあまり筋肉を使わないでいると、関節や筋肉、腱が硬くなって体が十分に動かなくなることがあります。そうなると、転びやすくなったり、転ぶのを防ぐ動作をスムーズに行えなくなり、結果として転倒・骨折しやすくなってしまいます。

そうした危険を避けるためにも、筋肉を伸ばすことは非常に重要な転倒予防対策の一つです。

家の中でもできる体づくりのための工夫として、ストレッチング[筋伸ばし体操]、片足立ち、足指じゃんけんなどがありますのでぜひ実践してみましょう。

<ストレッチング[筋伸ばし体操]>

今まであまり動かしてこなかった筋肉や関節を急に動かすと痛める可能性がありますので、朝起きたときや運動前にはストレッチングで体をほぐす習慣をつけましょう。

<ストレッチング[筋伸ばし体操]>
<ストレッチング[筋伸ばし体操]>
<片足立ち>

加齢とともに衰える基礎体力の中で、 最も著しく低下するのがバランス能力です。

バランス能力の低下は転倒につながります。片足立ちや、つぎ足歩行などの簡単な動きをくり返すだけで、バランス能力は維持できるため、ちょっとした時間の合間や、ふと思い出したときにすぐ実行するとよいでしょう。

片足を少し上げ、そのままの姿勢を約1分間保ちましょう。
慣れないうちは、壁などにつかまりながら行っても大丈夫です。

注意:窓ぎわなど、万一バランスを崩してもすぐに支えられる場所で行いましょう。

片足立ち
<足指じゃんけん>

高齢になると足指の動きが鈍くなり、転びやすくなります。

足には本来、手と同じくらい鋭敏な感性と運動機能があります。
足指の動きを維持できるよう心がけましょう。

足指の動きを高めるためには足指じゃんけんもおすすめですのでぜひ試してみましょう。

足指じゃんけん
歩行補助具の活用

杖、歩行車、歩行器などの歩行補助具の使用は転倒のリスクを抑えることが期待できます。

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)では、骨がもろくなるため、転倒すると骨折を起こしやすく、寝たきりの原因にもなります。
転倒リスクの高い方は歩行補助具をうまく利用し、転ばないための工夫をするとよいでしょう。

歩行補助具具[杖、歩行者、歩行器]の選び方
歩行補助具具[杖、歩行者、歩行器]の選び方

歩行器具の種類と特徴

一本杖
一本杖の種類と特徴1

杖や補助具をもつと立った時のバランスが安定します。

一本杖の種類と特徴2
一本杖の種類と特徴3
四点歩行器

歩行が室内が主な方は
四点歩行器が安心です

四点歩行器
歩行車

屋外も歩行できる方は
シルバーカーや歩行車が
良いでしょう

歩行車

監修 : 鳥取大学医学部 保健学科 教授 萩野 浩先生