TOP > おしえてロコモティブシンドローム:1.ロコモティブシンドロームとは:2.どのように進行するの?

おしえてロコモティブシンドローム

1.ロコモティブ
シンドロームとは

ロコモはどのように
進行するの?

運動器機能の低下が
ロコモを進行させます

運動器には大きく分けて、「体を支える」、「滑らかな動作をサポートするように動く」、「体を動かす」の3つの働きがあり、骨、関節軟骨・椎間板、神経・筋肉がそれぞれの働きを担っています。

ところが、加齢、遺伝、他の病気や、運動習慣の減少など様々な要因によってこれらの運動器の機能が低下することにより、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)、変形性関節症、変形性脊椎症、サルコペニア[筋肉減少症]、腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)などの病気が引き起こされ、運動器の働きは低下してしまいます。
[ロコモの原因となる疾患については次ページを参照してください]

そして、これらの疾患や運動器機能の低下が互いに関連し合いながら進行することで、筋力やバランス能力の低下、痛み、関節可動域の制限といった更なる運動機能の低下を引き起こし、ロコモと呼ばれる歩行障害や、支援や介護が必要な状態になってしまいます。

ロコモティブシンドロームの進行
介護が必要になる原因のトップは「運動器疾患」

平成28年の国民生活基礎調査によると、支援や介護が必要になった原因の第1位は、転倒・骨折、関節疾患、脊髄損傷(せきずいそんしょう)などの「運動器疾患」であり、全体の24.6%を占めていました。運動器疾患に続いて多かった原因は認知症[18.0%]および脳血管疾患[16.6%]でした。

今後さらに高齢化が進むことを考えると、生活習慣を改善したり運動を習慣化するなど、運動器疾患の予防に積極的に取り組んでいくことが必要となってきます。

要支援・要介護になった原因

監修:医療法人社団愛友会 伊奈病院 整形外科部長 石橋 英明先生