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しっ得情報

- 骨粗鬆症 -

口の中の健康は
骨の健康と関係する?

歯周病と骨粗鬆症の関係

骨粗鬆症の人が歯周病となると、歯槽骨(しそうこつ)という歯を支える骨がやせてしまい歯を失うリスクが高まります。歯周病で歯を失うと、噛む力が衰えて食事によって得られるカルシウムの摂取量の不足にもつながり、さらに骨をもろくする可能性があるため注意が必要です。

歯周病と骨粗鬆症の関係 歯周病と骨粗鬆症の関係
骨粗鬆症で治療中の方は
定期的な口腔ケアで
口の中を清潔に保つことが大切

骨粗鬆症治療中に口の中を不衛生にしていると歯やあごに異常がみられる可能性があるため、お薬による骨粗鬆症の治療を一時中断しなければならなくなることがあります。
口の内には約500種類の細菌が存在しますが、ブラッシングが充分でなかったりすると、歯の表面に付着した細菌がネバネバした物質を作り出し、歯垢を形成します。さらに、歯垢は放っておくと固くなり、ブラッシングでは取り除くことが困難な歯石へと変化します。歯垢や歯石は歯肉に炎症を引き起こしますが、炎症が広がるとお薬の副作用が起きる要因にもなりえますので、日常的に口の中のケアを行うことが大切です。

骨粗鬆症を治療中の患者さんでは、以下のような症状が現れた場合は医師、歯科医師、薬剤師に相談するようにしましょう。

  • ● 口の中の痛み、特に抜歯後の痛みがなかなか治まらない
  • ● 歯ぐきに白色あるいは灰色の硬いものが出てきた
  • ● あごが腫れてきた
  • ● 下くちびるがしびれた感じがする
  • ● 歯がぐらついてきて、自然に抜けた
出典:厚生労働省「重篤副作用疾患別対応マニュアル, ビスホスホネート系薬剤による顎骨壊死」

出典:厚生労働省「重篤副作用疾患別対応マニュアル,
ビスホスホネート系薬剤による顎骨壊死」

定期的に口の中の健康状態をチェックしましょう

骨粗鬆症を治療中の患者さんの場合は、治療継続のために定期的な口腔ケア(年に2回程度)が大切です。
骨粗鬆症治療をされていている患者さんで歯科を受診する際には、お薬の名前を歯科医師に伝えるようにしょう。

監修:鳥取大学医学部 保健学科 教授 萩野 浩先生