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- ロコモティブシンドローム -

子どもも
ロコモになるって本当?

子どものロコモってなに?

「子どものロコモ」とは子どものロコモティブシンドロームの略で、「運動器機能不全および不調」だけでなく、子どもの運動器疾患・障害、ケガなどによって、日常生活、学校生活、スポーツ運動生活に支障をきたしている状態、または支障をきたすリスクの高まった状態を指します1)。「運動器」とは、骨や関節、筋肉や神経など、体を動かすのに必要な器官のことをいいます1)
ロコモは高齢者の症状と思われがちですが、最近では子どもにも広がっていることが指摘されています。
その背景には子どもの運動不足があり、車社会による歩く機会の減少、スマートフォンやテレビゲームの普及による姿勢の悪化・外遊びの減少などが影響していると考えられています。

子供のロコモとは?

1)柴田輝明(2016)『跳び箱に手をつき骨折する子ども』ポプラ新書

子どものロコモを
放っておくとどうなる?

運動不足による子どものロコモがそのまま放置されると、体を支える体幹が弱くなり、些細なことでもケガをしやすくなります。
さらに、体幹が弱いと「起きているだけでだるい」、「動くと疲れるから家でごろごろしていたい」という状態に陥りやすくなり、集中力や精神力、行動力にも影響を及ぼします。
また、運動不足が続き肥満傾向のまま中高年の年齢に入ると、メタボリックシンドロームを引き起こし、糖尿病や脳卒中など、命の危険のある生活習慣病にかかるリスクが高くなります1)

1)柴田輝明(2016)『跳び箱に手をつき骨折する子ども』ポプラ新書

若い頃からの規則正しい生活習慣は
将来のロコモ予防につながる

子どものロコモ対策では、骨を支えていく体幹を鍛え、丈夫な体を維持することが重要です。
そのポイントとなるのが、運動、食育[何をどう食べるか。食べる楽しみづくり]、休養・睡眠です。これらの生活習慣は骨や筋肉の成長に関係しています。
骨は10歳代が成長期で20~30歳代で骨量はピークを迎えます。そのため、若いうちから規則正しい生活習慣を身につけることが大切なのです。

骨量の年齢変化の推移

出典: 日本整形外科学会
「ロコモパンフレット2015年度版」より

監修:医療法人社団愛友会 伊奈病院 整形外科部長 石橋 英明先生