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- 骨粗鬆症 -

体内のビタミンDって測れるの?

ビタミンDは血液検査で測定することができます

体内におけるビタミンDの栄養状態は血液中の25-ヒドロキシビタミンD[25(OH)D]濃度という指標を用いて確認することができます。
血中25(OH)Dの測定は国内ではかつて健康保険の適応対象ではありませんでしたが、2016年8月にビタミンD欠乏性くる病・骨軟化症を対象に保険適用となり、さらに2018年9月には原発性骨粗鬆症に対しても保険適用となりました。
一般的には、25(OH)Dの濃度が20ng/ml以上30ng/ml未満の場合を「ビタミンD不足」、20ng/ml未満を「ビタミンD欠乏の状態」と判定されます1)

血液検査 血液検査

1) 岡崎 亮, 他:日本内分泌学会雑誌 93(Suppl. March):1-10, 2017.

ビタミンDはなぜ必要なの?

強い骨を作るためにはカルシウムを摂取することが大切ですが、ビタミンDにはそのカルシウムの吸収を助ける働きがあります。
せっかくカルシウムを摂取してもビタミンDが不足していれば効率よく吸収されませんので、日頃からビタミンDが不足しないようにすることが大切です。
しかし、50歳以上の日本人女性の9割はビタミンD不足であるのが実情です2)

2) Tamaki J, et al:Osteoporos Int 28(6):1903~1913, 2017.

ビタミンDを不足させないためには?

ビタミンDは魚やきのこ類に多く含まれていますが、食物からの摂取の他に日光を浴びることで産生することもできます。 丈夫な骨を維持するためにも天気のよい日はできるだけ外出して日光にあたるようにするとよいでしょう

※ 日焼けするほどあたる必要はありません。直射日光でなく木陰などでも十分な効果があります。
ビタミンD産生のための日光浴の推奨時間は、一般的には夏で30分(日陰)、冬で1時間程度といわれています3)

3) 津川尚子, Pharma Medica 33巻2号, 23-30 (2015)

ビタミンDを取り入れる方法 ビタミンDを取り入れる方法

監修 : 鳥取大学医学部保健学科 教授 萩野浩先生

2019年4月作成