TOP > おしえて骨粗鬆症:3.転倒による骨折を防ぐには:転びにくい体づくり
おしえて骨粗鬆症
3.転倒による骨折を防ぐには
- 転倒予防は骨折予防
- どんな人が転びやすい?
- あなたの転びやすさをチェックしましょう
- 転びにくい環境づくり
- 転びにくい体づくり
転びにくい体づくり
転倒を予防するためには、
転びにくい体づくりも大切です。
適度な運動は、骨が刺激され、骨を作る細胞の動きが活発となり骨の量を増やします。
さらに、運動は筋力やバランス感覚の向上に良い影響を与えるため、転びにくくすることが期待できます。
転倒予防のための運動の効果
運動は体調に合わせて無理のない範囲でかまいません。
できるだけ毎日運動しましょう。
歩き方や靴選びのポイント
歩き方や靴選びに気をつけることで転倒を防ぐことができます。
転倒予防のための体づくりは
家の中でも可能です
長年にわたってあまり筋肉を使わないでいると、関節や筋肉、腱が硬くなって体が十分に動かなくなることがあります。そうなると、転びやすくなったり、転ぶのを防ぐ動作をスムーズに行えなくなり、結果として転倒・骨折しやすくなってしまいます。
そうした危険を避けるためにも、筋肉を伸ばすことは非常に重要な転倒予防対策の一つです。
家の中でもできる体づくりのための工夫として、ストレッチング[筋伸ばし体操]、片足立ち、足指じゃんけんなどがありますのでぜひ実践してみましょう。
<ストレッチング[筋伸ばし体操]>
今まであまり動かしてこなかった筋肉や関節を急に動かすと痛める可能性がありますので、朝起きたときや運動前にはストレッチングで体をほぐす習慣をつけましょう。
<足指じゃんけん>
高齢になると足指の動きが鈍くなり、転びやすくなります。
足には本来、手と同じくらい鋭敏な感性と運動機能があります。
足指の動きを維持できるよう心がけましょう。
足指の動きを高めるためには足指じゃんけんもおすすめですのでぜひ試してみましょう。
監修 : 鳥取大学医学部 保健学科 教授 萩野 浩先生
2020年12月作成